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書きなぐり

教育のこと

先日の同窓会にて、高校教師をしている同級生と話す機会があったので感じたことをつらつら

 

 教育のIT化について

彼らは導入したいと思っているみたいだが、かけるお金が無いようだ。

私立ならまだしも、公立校ともなると学校間で差が出てはダメらしく、一斉に導入するのは難しいらしい。

個人デバイスとなると、各家庭の教育方針やお財布事情でスマホどころかガラケーも持ってない学生もやはりいるようだ。

 

日本のジレンマ2016の元旦SPで上杉周作さんが同じ話をしていたのを思い出した。あれはアメリカの話だったが、富裕層貧困層の学校だけがIT化されて中間層が遅れているという。アメリカに比べて経済格差が直接的に教育格差になりにくい日本では、富裕層貧困層中間層が私立と公立に置き換わり、中間層貧困層が無い構図になって、アメリカよりもIT化が遅れていくのだろうなと感じた。実験的な試みはあるだろうけど。

 

今からでも家での学習はネットとか使えばいいのにと思う反面、暗算とか算盤はできた方がいいよなーとは思う。

 

主体的な学びについて

僕らの中等教育のあたりから、自分で考えて答えを出す取り組みはされていて、当時は先生も含め何をしたら良いのか全く分からないまま、地域の歴史調べたり、ディベートしていた記憶はあった。

最近は小学校から自ら学ぶ授業が定着しているらしく、高校生の彼らもそういった授業には慣れているみたいだ。

 

先生サイドとしては、どう考えているのかなーと思ったが、ファシリテーション力の一言に尽きるらしい。

学生が自分自身で出した答えが的外れだったり、極度に偏ったものだった時にどうするのか気になったんだが、時間もなくあまり深く話が出来なかった。

僕らが教わっていた頃の先生の教育って、先生自身の思想や信条が教える内容に強く出ていた気がしていて、特に左寄りな人が多かった印象があった。今はどうだか分からないが、先生方もまだ現役だろう。一方でネットもメディアも最近は右寄りな風潮だから学生だけで情報を仕入れて学ぶにしても偏りそうだし、バランスが難しそうな環境だなと感じた。(そもそもそういう事をコントロールしようとするのがまずいのかも)

 

息子が学校に通う頃はどんな状況になっているんだろうか。

 

「ニッポンのジレンマ」元日スペシャルに出たとき、カンペに書かれていたこと | 上杉周作